温泉地として有名な大分は他にも見どころが盛りだくさん!

大分が誇る「日本一」のもの

大分が誇る「日本一」のもの

一般的にあまり知られていない、大分の「日本一」を集めました。意外な日本一を知ることで大分の魅力を再発見できるでしょう。

干し椎茸の生産量

大分では豊かな自然を活かし、古くから椎茸栽培や干し椎茸の生産に注力しています。現在でも高品質な干し椎茸を生産しており、年間生産量は5,887トンと日本最大(2021年時点)です。また、その年に生産された干し椎茸の品質を評価する品評会も毎年開催しており、品質と技術の向上に日々努めています。
大分産の干し椎茸は市場シェア38%と高く、九州を含む西日本を中心に広く流通しています。しかし、近年は外食や出前を利用する人が多いせいか、家庭での干し椎茸の需要は徐々に減少しています。干し椎茸は料理の香りや風味をよくするだけでなく、あっさりとした味わいで食べ応えのある一品にもなります。減塩にも効果的なので、ワンランク上の料理を作りたい人や、血圧が気になる人にぜひ試してもらいたい食材です。

トンネルの数

あまり知られていませんが、実は日本一トンネルの数が多い「トンネル王国」でもあります。大分にあるトンネルの数は575本(2023年時点)で、九州の倍以上の土地面積を有する北海道(2位:478本)を大きく引き離しています。大分にトンネルが多いのは近隣との県境が山と海に囲まれているからです。地形に沿って道路を建設するよりも山を抜けてトンネルを掘るほうが費用対効果が高く、移動距離が短縮されるため、トンネルが多くなってしまうのでしょう。
数多くあるトンネルの中には観光地化しているものもあります。たとえば、竹田市にある「廉太郎トンネル」では有名な音楽家である滝廉太郎の「花」や「荒城の月」のメロディーを聞くことができるようになっています。

住みたい街ランキングでも上位を独占

大分は観光地として人気がありますが、実は移住地としても高い人気を誇っています。宝島社が発行している月刊誌「田舎暮らしの本」で実施した「2024年版住みたい田舎ランキング」では、豊後大野市が全体、青年・単身者、子育て世代、シニア世代の各カテゴリーで1位を獲得するなど、輝かしい結果を残しています。
また、人口3万人未満の国東市も総合部門と子育て世代部門で2位に、杵築市もシニア世代部門で3位にランクインしています。さらに、人口5万人以上10万人以下の都市では宇佐市がシニア世代部門で1位を、人口20万人以下の都市では大分市が子育て世代部門で1位を獲得しています。
このランキングからもわかるように、大分は幅広い世代から移住先として注目されています。各自治体で移住支援に力を入れていることもあり、移住後も安心して生活を続けられるように支援する方針が人気を博しているのでしょう。